LoLのeSportsシーンをスポーツとして捉えると,スケジュールの公開が遅すぎるという指摘

言われてみればと気付かされたことがありましたので軽い小ネタになりますが,Yahoo! eSportsの動画をチェックしてみます.

Yahoo! eSportsのLoL担当インタビュアーといえばTravis Gafford氏.GameSpot時代からLoLの選手たちのインタビューを続けています(DoubleLiftとイチャついてるだけ?).そしてインタビューだけでなく彼は定期的に業界に関する見解をTravis Talksとして説明していて,これが結構面白い話題に触れていたりします.先日あったRiotとMLBAMとの提携もそうですが,Twitchのネット配信における優位性などを説明しているものもあります.そんなTravis Talksで次のようなものがアップロードされています.


タイトルは“When and where is everything happening in League of Legends?”となっており,さしづめ“LoLのイベントはいつどこで何が行われるの?”といったところでしょうか.この動画が公開になった6日にspringのスケジュールが公開になっています.

Competitive play for the NA LCS and EU LCS will get under way shortly. Teams are already preparing for all the 2017 Season has to offer on Summoner’s Rift, with the first matches taking place on Jan. 19.
LoL eSports, Jan 6 2017

NAでいえばシーズンが始まる2週間前にスケジュールが公開となったことになります.Travis氏によれはこれは遅すぎるのではないかとのことで,ファンやスポンサー,メディアにとってプラスに働くことがないと指摘しています.NAにしてもEUにしてもリージョナルなリーグであれば開催場所が変わるということは(ほぼ)ないにしても,MSIは今年はあるのか,WCSはどこでいつ開催されるのか,といったことの公開が遅く,年間のスケジュールを組むのを難しくしているとのこと.発表されたSpringの情報ですら,いつ終わるのかといった後半のスケジュールは公開されていません.


例えば今年中国や台湾でWCSが開催されるとすれば,日本人からすれば比較的近場ですから観光がてら行ってみようかという気にもなる訳ですが,そのための調節というのも夏前になってからになってしまいます.そこから10月末頃に向けて休暇を申請し,移動手段を確保しと言った感じでバタバタとしてしまうことになり,折角行きたかった(けた)のに先に予定が入ってしまったということにもなります.

これはファンだけでなくスポンサーやメデイアにとってもビジネスチャンスや取材機会を減らすことにつながっているとしており,この遅さは他のTraditionalなスポーツでは考えられないとしています(例として国内プロ野球は昨年11月時点で日本シリーズまでの予定が確定しています).市場や業界,企業の規模を考えてもeSportsというのは他に比べれば小さいのかもしれませんが,それでもDOTA2でも昨年の11月には今年の予定というのを発表していますから,Riotだけが遅れ気味という指摘は正しいといえます.

ValveはCSのプロシーンというのも経験していますし,Riotに比べれは年季が違うということを踏まえれば,そういった“業界を志向した”情報のリリースということができるのかもしれません.NBAチームによる買収,業界参入が相次ぎ,Visaといった超大企業の名まで聞こえるようになってきたeSportsシーンにてBAMTechと提携することになったRiotですが,そういった細かなところもアドバイスを得つつノウハウを確立していってもらいたいものですね.

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