プロゲーマーとしての生活の実態をespnが調査しています．結構驚きの結果となっているので，全てではないですがご紹介します．
軽い小ネタ第二弾．スポーツのメディア兼ポータルサイト兼...といったところのESPNがNA及びEUのLoLプロプレイヤーに対してアンケート形式で調査を行ったそうなので，その結果について軽くチェックしてみます．
WHAT DO YOU GET WHEN you put five teenage boys in a multimillion-dollar mansion to practice League of Legends for 10 hours a day? Bonding, not a lot of dating and very tired wrists. Ahead of the new League Championship Series, we offered anonymity to 33 of the top pros from the North American and European leagues for a high-def view of life beyond the computer screen.
当然1位はFakerになっています．Reignoverのランクインは少し意外かなという感じもしますが，NAではIMT，EUではfnaticとどちらでも大活躍だったことを考えれば，不思議ではないかもしれませんね．JgとMidから二人ずつ選ばれていることになります．
FORG1VEN: 15%
最もチームメイトにしたくないプレイヤーとして最多回答数だったのがFORG1VEN氏だったとのこと．理由はToxicすぎるから．チームゲームにおいて度を越してToxicなのは和を乱すことになりますから，こういった不名誉も仕方がないといえば仕方がないのでしょう．
Yes: 33%
No: 67%
人生をゲームに捧げた結果こうなっているそうです．見方によってはプロゲーマーの1/3が交際しているとすれば，多いような？気もしますが...果たして．引退したDyrus選手やQtpie選手はどちらも交際相手はいますから，数値は順当なところではないでしょうか．
NAの方が2万ドルほど多い事になります．以前G2のオーナーも懸念していましたが，NAに人が流れるのはこういった金銭面によるものが多そうですね．数値は平均ですから，上も下もあると考えられますが，Riotの設定する基本給は守られている様子．そしてMontecristo氏の指摘していた，さらにそこからチームが設定する基本給が3,4倍になったという話も概ね正しそうな結果になっています．そして上乗せとして大会の賞金や（恐らく？）StreamingのDonation，Youtubeチャンネルからの広告料などなどが加算されていくとすれば結構な額になりそうではありますが，彼らが20代前半の時期を捧げるのに適切な金額なのかは分かりません．
Yes: 24%
No: 76%
昨今腱鞘炎が問題になっていることもありますが，やはり手首回りでのトラブルが多い様子です．1日10時間程度パソコンに向かって右クリックを連打し，QWERに手を配置しているとすればゲームと言えど怪我をすることになります．今後はこういった部分に対するケアというのもメジャーになってきそうです．
Yes: 27%
No: 73%
国内外で取り締まられ方が異なるため何とも言えない部分になりますが，ドーピングとも取れる向精神薬の利用について27%のプレイヤーがYesと回答し利用者を確認しています．是非については今後運営が対応することになるとは思いますが，この数値が本当だとすれば結構な利用者数が居る（チームに約1人）ことになります．チームで利用しているのか，個人個人が勝手に利用しているのかは判断しかねますが，依存性のある薬物ですから，気になる回答結果となっています．
Yes: 27%
No: 73%
少し残念な結果となったのがジェンダーについてです．オーナーや業界としては女性ゲーマーも一定数居ることから彼女たちの活躍の場を提供しようという動きはあります．しかしLoL，ひいてはRiotの精神として女性専用のリーグ，チームというものそのものが差別になるとして設定しないとしています．そしてチームのメンバーとしても73%のプレイヤーが受け入れるのは難しいとしています．そして受け入られるというのも当然実力が伴っている前提としており，正直な所敷居が高くなってしまっているように感じざるを得ません．実力第一主義はリーグを腐敗させず，競技性を保つために重要ですが，差別になるのであれば一考の余地はあるのではないかとも思いますね．
ESPNほどのメディアが嘘の情報を公開するとも思えないので，回答内容は間違いがないのだろうとは思いますが，真面目に回答しているのかという点はまだ疑いたくなってしまう部分ではあります．しかし，給料などは現実的な数字ですからあながち間違いなさそう...ということを考えると薬物使用や健康問題というのは少し気になる部分になっており，eSportsのプレイヤーのヘルスケアについても課題となりそうです．
ということで匿名アンケートとはいえプロプレイヤーの内情を知れるいい機会になっています．EUとNAの給料の格差などが明るみになっていることから，そいうった部分をRiotやチームがどのように手を入れていくのかも注目できそうですね．
WHAT DO YOU GET WHEN you put five teenage boys in a multimillion-dollar mansion to practice League of Legends for 10 hours a day? Bonding, not a lot of dating and very tired wrists. Ahead of the new League Championship Series, we offered anonymity to 33 of the top pros from the North American and European leagues for a high-def view of life beyond the computer screen.
from ESPN
NAとEUリージョンのプレイヤーが回答しているという点には気をつける必要がありそうで，全てのリージョンの選手や事情について必ずしも当てはまるとは限らないことを前提としたほうが良さそうです．ネットゲーム大国である韓国LCKや隣国中国LPLといったリージョンではまた別の独自な事情があるでしょうし，回答の目線もNAやEUから見渡すものになることになっています．
Q. チームメイトにするなら？
- Faker: 42%
- Bjergsen: 18%
- Reignover: 12%
- Peanut: 12%
当然1位はFakerになっています．Reignoverのランクインは少し意外かなという感じもしますが，NAではIMT，EUではfnaticとどちらでも大活躍だったことを考えれば，不思議ではないかもしれませんね．JgとMidから二人ずつ選ばれていることになります．
Q. チームメイトにしたくないのは？
FORG1VEN: 15%
最もチームメイトにしたくないプレイヤーとして最多回答数だったのがFORG1VEN氏だったとのこと．理由はToxicすぎるから．チームゲームにおいて度を越してToxicなのは和を乱すことになりますから，こういった不名誉も仕方がないといえば仕方がないのでしょう．
meet the C9 Sneaky's Ex-girlfriend Jena Bella and his sister Emma
Q. 付き合ってる？
Yes: 33%
No: 67%
人生をゲームに捧げた結果こうなっているそうです．見方によってはプロゲーマーの1/3が交際しているとすれば，多いような？気もしますが...果たして．引退したDyrus選手やQtpie選手はどちらも交際相手はいますから，数値は順当なところではないでしょうか．
Q. 基本給は？
- NA: $105,385
- EU: $80,816
NAの方が2万ドルほど多い事になります．以前G2のオーナーも懸念していましたが，NAに人が流れるのはこういった金銭面によるものが多そうですね．数値は平均ですから，上も下もあると考えられますが，Riotの設定する基本給は守られている様子．そしてMontecristo氏の指摘していた，さらにそこからチームが設定する基本給が3,4倍になったという話も概ね正しそうな結果になっています．そして上乗せとして大会の賞金や（恐らく？）StreamingのDonation，Youtubeチャンネルからの広告料などなどが加算されていくとすれば結構な額になりそうではありますが，彼らが20代前半の時期を捧げるのに適切な金額なのかは分かりません．
Q. ゲームのせいで怪我をしたことがある？
Yes: 24%
No: 76%
昨今腱鞘炎が問題になっていることもありますが，やはり手首回りでのトラブルが多い様子です．1日10時間程度パソコンに向かって右クリックを連打し，QWERに手を配置しているとすればゲームと言えど怪我をすることになります．今後はこういった部分に対するケアというのもメジャーになってきそうです．
Q. アンフェタミンやリタリン（といった向精神薬）を使うプレイヤーを知っている？
Yes: 27%
No: 73%
国内外で取り締まられ方が異なるため何とも言えない部分になりますが，ドーピングとも取れる向精神薬の利用について27%のプレイヤーがYesと回答し利用者を確認しています．是非については今後運営が対応することになるとは思いますが，この数値が本当だとすれば結構な利用者数が居る（チームに約1人）ことになります．チームで利用しているのか，個人個人が勝手に利用しているのかは判断しかねますが，依存性のある薬物ですから，気になる回答結果となっています．
Q. 女性プロゲーマーを迎え入れられる？
Yes: 27%
No: 73%
少し残念な結果となったのがジェンダーについてです．オーナーや業界としては女性ゲーマーも一定数居ることから彼女たちの活躍の場を提供しようという動きはあります．しかしLoL，ひいてはRiotの精神として女性専用のリーグ，チームというものそのものが差別になるとして設定しないとしています．そしてチームのメンバーとしても73%のプレイヤーが受け入れるのは難しいとしています．そして受け入られるというのも当然実力が伴っている前提としており，正直な所敷居が高くなってしまっているように感じざるを得ません．実力第一主義はリーグを腐敗させず，競技性を保つために重要ですが，差別になるのであれば一考の余地はあるのではないかとも思いますね．
真偽はともかく
ESPNほどのメディアが嘘の情報を公開するとも思えないので，回答内容は間違いがないのだろうとは思いますが，真面目に回答しているのかという点はまだ疑いたくなってしまう部分ではあります．しかし，給料などは現実的な数字ですからあながち間違いなさそう...ということを考えると薬物使用や健康問題というのは少し気になる部分になっており，eSportsのプレイヤーのヘルスケアについても課題となりそうです．
ということで匿名アンケートとはいえプロプレイヤーの内情を知れるいい機会になっています．EUとNAの給料の格差などが明るみになっていることから，そいうった部分をRiotやチームがどのように手を入れていくのかも注目できそうですね．
