Astroneerのマルチプレイヤーモードをレビューしています.バグやガバガバな部分もありますが,やはり楽しい...今後に期待していきましょう.
宇宙系サンドボックスゲーのAstroneer.アーリーアクセスの初期のゲームとして,ゲームの土台部分を遊んだ感想を前回紹介しました.サンドボックスとして今後が非常に楽しみな完成度に仕上がっていて,宇宙を題材としたゲームが好きな人にはたまらないと思います.いろいろな部分の不足感やバグはあるものの,それも全てこれからと捉えるべきでしょうし,それを上回る面白さなのは間違いないです.
さてAstroneerですがマルチプレイヤーにも対応しているとのことで,早速友人たちと遊んだので感想というか注意点を軽く残しておきます.マルチがやりたい!と手を出すにはどうかなという部分もあるので,マルチ要素が気になる方の参考になればと思います.
今のところ本作のマルチプレイはDedicated Serverのようなサーバーを別途立てて遊ぶことはできず,遊ぶメンバーのうち一人がホストとなってゲームを起動する形式でのみ遊ぶことができます.

まずホストがゲームを起動し,どこかに着陸します.良さげな場所に着陸できたらSteamオーバーレイ(デフォルトでShift+Tab)を起動し,フレンドメニューからゲームに招待をします.するとフレンドがポッドに乗って星へとやってきます.あとはシングルと同様で,混合物,樹脂集めをしながら基地を拡張していきます.
注意点1:私はずっとホストで遊んでいたので分からないのですが,フレンドにはホストの初期位置にあるポッドが見えないとのこと.つまり最初の拡張はホストがしなければならないことになります.またポッドに避難することができないということでもあるので,防風によって飛んでくる岩対策をお忘れなきよう…

注意点2:テザー代わりに基礎を延長するようなフレンドに任せておくと変な基地が完成して樹脂が深刻に不足することがあります.プリンターや研究など基礎施設は早めに建てておきましょう.

注意点3:致命的な仕様として,ホストが付近にいる時以外ではテザーが光りません(酸素,エネルギーは供給されます).また,過剰に採掘してドロップしたアイテムも拾えなくなるバグもあるとのこと.貴重な鉱石などは必ずバックパックに空きを作って採掘したほうが良さそうです.

マルチプレイで遊ぶ利点の一つとして効率が良いということがあります(このゲームに限ったことではないですが).特に序盤はエネルギーが枯渇しがちで,シングルですと再補給を待っている時間というのも結構長くなって,効率が低下してしまうこともしばしば.サンドボックスですしのんびり遊べばいいとは思うのですが,それでも酸素不足になってきたりすると焦りもあってイライラしてしまうものです.マルチプレイですと同じ時間でも接続人数分のバックパックが再補給されていくのだと考えれば,その効率の良さを分かっていただけるのではないでしょうか.素材の回収が早く,基地拡張の速度も段違いです.序盤が辛いという人はマルチプレイで素材を集めてみても良いかもしれませんね.

研究も素材と同じですが,回収が早いのでレシピが揃うのも早いと思います.
注意点4:研究について,覚えたレシピが表示されるのはホストのみとなっているようです.とはいえ開放されたレシピは共有されるので,施設の建築や装備のクラフトなどはそれぞれ行えるようになります.
キリキリと働くことで素材を集め,研究をし,基地を拡張しと順調にゲームを進めていくと1時間もしないうちにできるこというのが限られてくるようになります.残念ながらエンドゲームの要素も,ハウジングの要素もないことから,探検をして素材を集めるということに対する目的/意義,というのが弱いのは否めません.そしてそれを助長するのがHydrazine合成装置である燃料圧縮装置です.

Hydrazineを合成し“プラットフォームを交換する”にて素材を交換できるような体制ができあがってしまうと,もういよいよ地下に潜って鉱石を集める理由というものが薄くなってきてしまいます.まさにHydrazine Trade Tycoonです.Hydrazineからリチウムを交換し,バッテリーを作っておけば終夜燃料圧縮装置を稼働できますから,樹脂からチタンまで素材不足で困ることはありません.使い道のないAstroniumやCoal,Iceといったものを探しに探検するのも手ですが,使い道がないのは少し残念ですよね.
注意点5:修正されるとは思いますが,Hydrazine Tradeはよく考えた方がいいです.シングルマルチ限らずバランスブレイカーすぎてコンテンツの消費があっと言う間です.
と,ここまでバグを挙げてきましたが,基本的にそんな中で遊んでいるだけでも楽しいのは間違いないです.

しょうもない建築を始めるフレンドなど.

そしてなによりも乗り物でまとまって移動するというのは,珍しい体験だと思います.BF1にしてもBF4にしてもシューターなどで兵器に乗る機会は沢山ありますが,探検目的で乗るというのはARKなどサンドボックスゲーならではで非常に楽しいものです.攻撃されるピリピリ感と開拓に胸を膨らますドキドキでワクワク感の違いといったところでしょうか.ゴテゴテと物を載せる感じもいいですよね.正直なところ,これまでも結構ガバガバとしたバグというのを体験してきたので,マルチプレイの乗り物というのは全く信頼していなかったのですが,いい意味で期待を裏切られ思いの外スムーズに飛行できています.

“放散する”(Radiatedの訳でしょうか?日本語になっていないのもあるのですが)星に行ってAstroniumを探すことにした一行ですが,最も残念だったバグに出会うことになります.いい意味で裏切られた期待はやっぱり悪い意味で裏切られることになる,といったところ.
注意点6:初期星であるテラン以外に降り立った際に,ホスト以外はテザーを宇宙船から延長できないバグがあるようです.実質船外活動がほぼできないことになるので,外惑星を探検する楽しみというのがなくなってしまいます.COOP要素に強く惹かれた人は注意が必要かもしれません(ポッドを設置して本格的に拠点開発をするというのは試していないのでひょっとしたら,というのはあります.情報があればご連絡ください).
探検できないという事実を知ったことにより失意のうちに本拠地へと帰ってきたら,友人がクライアントエラーにて強制終了.そのまま引っ張られるようにホストのクライアントも強制終了しゲームは終了となってしまいました.

ゲーム中の突然の強制終了というのは何度か起こっており,マルチプレイヤーですと結構頻発するイメージすらあります.同じワールドで遊んでいきたい場合は小まめなセーブを心がけるようにしたいところです.また,ホストはだんだん重くなっていきます.シングルでも多少重くなっていくのですが,それ以上ですから恐らく何かしら負荷がかかっているのだと思います.こちらについてもご注意下さい.
という感じに現行バージョンにおけるマルチプレイでできることというのは一通り遊べたような気がします.開発も述べていますが,現段階でのマルチプレイはあくまでおまけ程度の要素とのことで,過度な期待は禁物だと思います.とはいえそれにしてはよくできているので,期待してしまうのですが.こちらも今後どう調節されていくのか楽しみでなりません.
さてAstroneerですがマルチプレイヤーにも対応しているとのことで,早速友人たちと遊んだので感想というか注意点を軽く残しておきます.マルチがやりたい!と手を出すにはどうかなという部分もあるので,マルチ要素が気になる方の参考になればと思います.
マルチプレイの遊び方
今のところ本作のマルチプレイはDedicated Serverのようなサーバーを別途立てて遊ぶことはできず,遊ぶメンバーのうち一人がホストとなってゲームを起動する形式でのみ遊ぶことができます.

まずホストがゲームを起動し,どこかに着陸します.良さげな場所に着陸できたらSteamオーバーレイ(デフォルトでShift+Tab)を起動し,フレンドメニューからゲームに招待をします.するとフレンドがポッドに乗って星へとやってきます.あとはシングルと同様で,混合物,樹脂集めをしながら基地を拡張していきます.
注意点1:私はずっとホストで遊んでいたので分からないのですが,フレンドにはホストの初期位置にあるポッドが見えないとのこと.つまり最初の拡張はホストがしなければならないことになります.またポッドに避難することができないということでもあるので,防風によって飛んでくる岩対策をお忘れなきよう…

注意点2:テザー代わりに基礎を延長するようなフレンドに任せておくと変な基地が完成して樹脂が深刻に不足することがあります.プリンターや研究など基礎施設は早めに建てておきましょう.

注意点3:致命的な仕様として,ホストが付近にいる時以外ではテザーが光りません(酸素,エネルギーは供給されます).また,過剰に採掘してドロップしたアイテムも拾えなくなるバグもあるとのこと.貴重な鉱石などは必ずバックパックに空きを作って採掘したほうが良さそうです.

マルチプレイで遊ぶ利点の一つとして効率が良いということがあります(このゲームに限ったことではないですが).特に序盤はエネルギーが枯渇しがちで,シングルですと再補給を待っている時間というのも結構長くなって,効率が低下してしまうこともしばしば.サンドボックスですしのんびり遊べばいいとは思うのですが,それでも酸素不足になってきたりすると焦りもあってイライラしてしまうものです.マルチプレイですと同じ時間でも接続人数分のバックパックが再補給されていくのだと考えれば,その効率の良さを分かっていただけるのではないでしょうか.素材の回収が早く,基地拡張の速度も段違いです.序盤が辛いという人はマルチプレイで素材を集めてみても良いかもしれませんね.

研究も素材と同じですが,回収が早いのでレシピが揃うのも早いと思います.
注意点4:研究について,覚えたレシピが表示されるのはホストのみとなっているようです.とはいえ開放されたレシピは共有されるので,施設の建築や装備のクラフトなどはそれぞれ行えるようになります.
1 hour later…
キリキリと働くことで素材を集め,研究をし,基地を拡張しと順調にゲームを進めていくと1時間もしないうちにできるこというのが限られてくるようになります.残念ながらエンドゲームの要素も,ハウジングの要素もないことから,探検をして素材を集めるということに対する目的/意義,というのが弱いのは否めません.そしてそれを助長するのがHydrazine合成装置である燃料圧縮装置です.

Hydrazineを合成し“プラットフォームを交換する”にて素材を交換できるような体制ができあがってしまうと,もういよいよ地下に潜って鉱石を集める理由というものが薄くなってきてしまいます.まさにHydrazine Trade Tycoonです.Hydrazineからリチウムを交換し,バッテリーを作っておけば終夜燃料圧縮装置を稼働できますから,樹脂からチタンまで素材不足で困ることはありません.使い道のないAstroniumやCoal,Iceといったものを探しに探検するのも手ですが,使い道がないのは少し残念ですよね.
注意点5:修正されるとは思いますが,Hydrazine Tradeはよく考えた方がいいです.シングルマルチ限らずバランスブレイカーすぎてコンテンツの消費があっと言う間です.
マルチプレイの醍醐味
と,ここまでバグを挙げてきましたが,基本的にそんな中で遊んでいるだけでも楽しいのは間違いないです.

しょうもない建築を始めるフレンドなど.

そしてなによりも乗り物でまとまって移動するというのは,珍しい体験だと思います.BF1にしてもBF4にしてもシューターなどで兵器に乗る機会は沢山ありますが,探検目的で乗るというのはARKなどサンドボックスゲーならではで非常に楽しいものです.攻撃されるピリピリ感と開拓に胸を膨らますドキドキでワクワク感の違いといったところでしょうか.ゴテゴテと物を載せる感じもいいですよね.正直なところ,これまでも結構ガバガバとしたバグというのを体験してきたので,マルチプレイの乗り物というのは全く信頼していなかったのですが,いい意味で期待を裏切られ思いの外スムーズに飛行できています.

“放散する”(Radiatedの訳でしょうか?日本語になっていないのもあるのですが)星に行ってAstroniumを探すことにした一行ですが,最も残念だったバグに出会うことになります.いい意味で裏切られた期待はやっぱり悪い意味で裏切られることになる,といったところ.
注意点6:初期星であるテラン以外に降り立った際に,ホスト以外はテザーを宇宙船から延長できないバグがあるようです.実質船外活動がほぼできないことになるので,外惑星を探検する楽しみというのがなくなってしまいます.COOP要素に強く惹かれた人は注意が必要かもしれません(ポッドを設置して本格的に拠点開発をするというのは試していないのでひょっとしたら,というのはあります.情報があればご連絡ください).
強制終了
探検できないという事実を知ったことにより失意のうちに本拠地へと帰ってきたら,友人がクライアントエラーにて強制終了.そのまま引っ張られるようにホストのクライアントも強制終了しゲームは終了となってしまいました.

ゲーム中の突然の強制終了というのは何度か起こっており,マルチプレイヤーですと結構頻発するイメージすらあります.同じワールドで遊んでいきたい場合は小まめなセーブを心がけるようにしたいところです.また,ホストはだんだん重くなっていきます.シングルでも多少重くなっていくのですが,それ以上ですから恐らく何かしら負荷がかかっているのだと思います.こちらについてもご注意下さい.
という感じに現行バージョンにおけるマルチプレイでできることというのは一通り遊べたような気がします.開発も述べていますが,現段階でのマルチプレイはあくまでおまけ程度の要素とのことで,過度な期待は禁物だと思います.とはいえそれにしてはよくできているので,期待してしまうのですが.こちらも今後どう調節されていくのか楽しみでなりません.