Astroneerを遊んだのでレビューしていきます.αながらサンドボックスゲーとしては完成度も高く,今後に期待できそうな仕上がりになっています.
宇宙を題材としたオープンワールドゲームというとNo Man’s Skyが最近話題となっていますが,クラフト要素が薄いです.Base Buildingも最近になって追加となりました.生物と触れ合えるのは魅力かなと思いますが,それでもサンドボックスジャンキーとしてはもう少し色々と集めて作りたいという願いがあるわけです.マルチ対応,しかしCOOPではないというのも手痛く折角の世界観を活かしきれていない様に感じます.
そんな中でAstroneerが昨年公開となり,Minecraftの宇宙版を作っていきたいというコンセプトに惹かれていました.小出しにされる動画を何度見たことかわかりませんが,3年の初期開発期間を経てやっと昨日,アーリーアクセスのα版が発売となりました.値段は$19.99で国内1980円となっています.早速購入し,昨日から夢中になって遊び続けること14時間.どんなものか分かってきたので紹介がてら序盤の攻略とともにレビューしていきたいと思います.
日本人の有志の方がいらっしゃるのかは分からないものの,ゲーム内の多くはきちんと日本語化されています.Steamストアの解説は少し自動翻訳感もありますので,大手パブリッシャーから出ている品質(こちらも疑惑はありますが)を求めると少し劣ると感じるかもしれませんが,遊ぶには十分です.
ゲームプレイに支障はなく,難しいゲームでもないので多少英語でも問題はないはずです.今後のアップデートで一部英語が残って日本語化とのラグが出る可能性もありますが,基本的に単語の意味が分かればいいので裏でGoogle翻訳でも開きながら遊べばいいと思います.簡単にUIの説明をしていきたいと思います.
HUDがあるわけでもなく,三人称視点なのでUIと考えられるものはこのバックパック上の表示のみです.青色のゲージはO2メーターですから酸素量,黄色はEnergyで道具を使う,クラフトするのに必要となります.そしてボツボツしているセグメントがインベントリと装備の枠となります.計10個のアイテムを持つことができ,上段左右に出ている突起部にもなんでも付けられるようになっています.装備については後述します.インベントリ内のもの,バックパックに含まれるもの,倉庫など基本的にアイテムは全て中身が見られる状態なので,サンドボックスゲーにありがちな“どこに何が入っているのか分からず混沌とする“状態になることも少ないと思います.
バックパック下段はクラフトメニューがありますが,その他にも基地建設にあたって必要な材料は全てホログラムで形を含めて表示されるので,何が必要なのかも分かりやすいです.他にも乗り物に乗る,テザーを延長するといったアクションも対応するボタンを表示してくれるのでUIの出来はまずまずといったところではないでしょうか.
ゲームの最序盤必要となるのは混合物(Compoundですが...この訳は...)と樹脂です.
基本的に地面に埋まっているのですが,運が良ければ凝集した場所が見つかることもあります.
枯渇するまで回収しても一定時間経てばもとに戻るので,見つかった場合は覚えておくといいです.最序盤は何も作れない,行動圏も狭いということで混合物からテザーを使って行動圏を広げていきます.
テザーが供給してくれるのは酸素とエネルギーです(仕様が変わるかもしれませんが).テザーのありがたみは最初ですと気付きづらいですが,すぐにその多大な有用性が分かると思います.酸素も少なくなっていて早く帰りたいのにエネルギーも足りなくて採集ができないということは何度か直面すると思うので,テザーは惜しみなく設置して酸素に困らないようにするのがコツです.他ゲーで言うところの“松明”枠のアイテムなので,1セット持っておくか,現地で作る前提で混合物を1つ(1ナゲット)持っておくと便利です.
混合物は他にも様々なアイテムに使うので,ゲーム中こちらをメインに集めていくことになると思います.テザーが”松明”枠であるのなら混合物はさながら”石”や”木”の扱いです.樹脂も同様ですが,こちらはBase Buildingの施設建築に使うことが多い印象ですので,混合物集めがてら見つけたら掘っていきます.もう一つ確保しておくといいのがオーガニックです.オーガニックは発電機(小)に使います.発電は他に太陽光を使う方法,風を使う方法がありますが,どちらも発電可能な時間が限定されるので,空白時間に電力を必要とする際に発電機があると便利です.
ある程度の混合物,樹脂が集まったらいよいよ基地を拡張していくことになります.残念なことに現段階ではこのゲームはSubnauticaのような基地建設の仕組みはありません.どちらかというとストラテジーゲームのようなイメージで基地を拡張していきます.
まず基礎となるのがポッドです.ポッドにも入ることができます(序盤に地面を掘って暴風を凌ぎたくない場合は中に入りましょう).また,2つのアイテムスロットがあります.最初はポッドを起点として拡張していきます.とはいえ現在はバグで設備から拡張できないないのでまず何回か延長していきます.
分岐点から何個か施設を増設すればその後はここから接続していけるので,必要な分だけ(4設備くらい)増設します.初期に作れるのは4種類ですが,混合物のみで作れるのは精錬所と研究設備のみです.材料があれば全部作ってもいいと思いますが,まずは精錬所を最優先で作っていきます.
精錬所にエネルギーのナゲットを設置するか,ソーラーなどから電力を供給してくじゃく石を銅へと精錬します.そして精錬した銅を利用してプリンターを作ることが出来ます.銅になるくじゃく石やアルミニウムになるラテライト鉱は洞窟内にデポジットがあるので,そこから採掘することになると思いますが,精錬されたものが墜落したロケット跡や地下に眠る先駆者から回収することが出来る可能性もあります.こちらからは貴重なリチウムやチタン等を得られる可能性もあります.
プリンターを作ったら設置型のソーラーパネルを混合物2つから作るといいでしょう.序盤の電力不足に一役買ってもらえると思います.混合物デポジットが近くにある場合など,余っているのなら各施設にソーラーパネルを付けてもいいと思いますが,一台で済ませる場合には接続のハブとなっている場所に繋げると良さそうです.
そして今後のために造車所を建設できれば一通り序盤は完了かと思います.
造車所を建設した場合,ローバーを作れるようになっていると思います.混合物4つから早速作って座席を設置すれば早速旅に...とはいかず充電が必要になります.乗ってみるとわかりますが,乗り物は結構燃費が悪いので風力発電か太陽光で充電できるようにしておくと良いです.
乗り物は酸素供給源になりますから,遠出した際はそこからテザーを伸ばしていくことも出来ますし,研究用の壺も載せて運ぶことが出来ますので一台は作っておくと行動圏も広まって探索しやすくなると思います.
他にも乗り物は2系統4種類あります(もうちょっとあるかも?)が,正直な所操作性が悪くオススメできません.また飛行できる小型/大型シャトルは最早ゲーム中盤だと思いますので今回は紹介しません.実際に作って飛ばしてみてください.燃料の水が手にはいらない場合は,後述する“プラットフォームを交換する”で輸入できます.
車を作って遠出していくうちに,ないしはどこかで洞窟を見つけているのではないでしょうか.早速潜ってみたいところですが,洞窟内は非常に広いのでテザーを必ず持っていきます.混合物を見つけて現地調達することも可能ですが,そこに至るまで距離があることもありますので,まず1セットは持っていきましょう.
地下に潜る目的は研究集めと銅,アルミニウム回収です.SSがないのですが,いかにもな毒々しい植物は接近すると即死ないしは,発掘すると爆発して噴出する毒霧により即死することがあります.遠くから地面を掘って無害化すればokなので動く植物の近くを通る際は,無害化して進みましょう.
少し集めすぎました.現状ではこれだけの研究ポッドを効率よく運ぶ方法はありませんので,頑張ってお手玉しながら持ち帰ります.
洞窟や地上にある研究は研究ステーションで開けることが出来ます.
充電が完了したステーションにポッドを設置し,研究を実行.ガチャを回していきます.
ランダムで施設のブループリントを覚えたり.
ごm...ハズレとなる素材(チタンはまぁまぁですか)を入手することが出来ます.現状ではそうそう種類も多くないですから,ガンガン拾って沢山回していけばある程度のものは作れるようになると思います.沢山回す場合は,太陽光発電できる状態で日中にまとめて行いましょう.
上の写真でも覚えていますが,素材不足の場合には燃料圧縮装置が役に立つはずです.
燃料圧縮装置は電力だけでヒドラジンを回収してくれます.なので...
“プラットフォームを交換する”(Trading Platform直訳)にて回収したヒドラジン4本から1個のチタンブロックへと変換できます.電力さえあればヒドラジンを回収できますので,太陽光などで十分に発電,充電しておけば実質的には無限に資源を生産することが出来ることになります.何れ修正されるとは思いますが,現在は有効なテクニックになっています.
攻略らしい攻略もなく,レビューらしいレビューもしていませんが6人という少人数による開発とは思えぬほどに完成されており,現状でも十分に楽しめる内容なのは間違いないです.素材回収についてはヒドラジンを使わないとすればそこそこ大変で,サンドボックスだけでなくサバイバルゲームとしてみてもよく出来ています.
設備,設置物,乗り物のバグもありますし,だんだん重くなっていく仕様などシステム面の不具合もあります.また,基地の拡張やハウジングがないことなどからサンドボックス感が薄いこと,エンドゲームについても不十分ですが,それらをこれから加えていくとすれば,ゲームの基礎部分としてしっかりしていると思います.
ドリルで掘削出来るだけでも神ゲー間違いなし!
宇宙xサンドボックスが好きな人にとっては遊んでおいて損はないでしょう.
そんな中でAstroneerが昨年公開となり,Minecraftの宇宙版を作っていきたいというコンセプトに惹かれていました.小出しにされる動画を何度見たことかわかりませんが,3年の初期開発期間を経てやっと昨日,アーリーアクセスのα版が発売となりました.値段は$19.99で国内1980円となっています.早速購入し,昨日から夢中になって遊び続けること14時間.どんなものか分かってきたので紹介がてら序盤の攻略とともにレビューしていきたいと思います.
UI
日本人の有志の方がいらっしゃるのかは分からないものの,ゲーム内の多くはきちんと日本語化されています.Steamストアの解説は少し自動翻訳感もありますので,大手パブリッシャーから出ている品質(こちらも疑惑はありますが)を求めると少し劣ると感じるかもしれませんが,遊ぶには十分です.
ゲームプレイに支障はなく,難しいゲームでもないので多少英語でも問題はないはずです.今後のアップデートで一部英語が残って日本語化とのラグが出る可能性もありますが,基本的に単語の意味が分かればいいので裏でGoogle翻訳でも開きながら遊べばいいと思います.簡単にUIの説明をしていきたいと思います.
HUDがあるわけでもなく,三人称視点なのでUIと考えられるものはこのバックパック上の表示のみです.青色のゲージはO2メーターですから酸素量,黄色はEnergyで道具を使う,クラフトするのに必要となります.そしてボツボツしているセグメントがインベントリと装備の枠となります.計10個のアイテムを持つことができ,上段左右に出ている突起部にもなんでも付けられるようになっています.装備については後述します.インベントリ内のもの,バックパックに含まれるもの,倉庫など基本的にアイテムは全て中身が見られる状態なので,サンドボックスゲーにありがちな“どこに何が入っているのか分からず混沌とする“状態になることも少ないと思います.
バックパック下段はクラフトメニューがありますが,その他にも基地建設にあたって必要な材料は全てホログラムで形を含めて表示されるので,何が必要なのかも分かりやすいです.他にも乗り物に乗る,テザーを延長するといったアクションも対応するボタンを表示してくれるのでUIの出来はまずまずといったところではないでしょうか.
序盤集めるもの,探すべくもの
ゲームの最序盤必要となるのは混合物(Compoundですが...この訳は...)と樹脂です.
基本的に地面に埋まっているのですが,運が良ければ凝集した場所が見つかることもあります.
枯渇するまで回収しても一定時間経てばもとに戻るので,見つかった場合は覚えておくといいです.最序盤は何も作れない,行動圏も狭いということで混合物からテザーを使って行動圏を広げていきます.
テザーが供給してくれるのは酸素とエネルギーです(仕様が変わるかもしれませんが).テザーのありがたみは最初ですと気付きづらいですが,すぐにその多大な有用性が分かると思います.酸素も少なくなっていて早く帰りたいのにエネルギーも足りなくて採集ができないということは何度か直面すると思うので,テザーは惜しみなく設置して酸素に困らないようにするのがコツです.他ゲーで言うところの“松明”枠のアイテムなので,1セット持っておくか,現地で作る前提で混合物を1つ(1ナゲット)持っておくと便利です.
混合物は他にも様々なアイテムに使うので,ゲーム中こちらをメインに集めていくことになると思います.テザーが”松明”枠であるのなら混合物はさながら”石”や”木”の扱いです.樹脂も同様ですが,こちらはBase Buildingの施設建築に使うことが多い印象ですので,混合物集めがてら見つけたら掘っていきます.もう一つ確保しておくといいのがオーガニックです.オーガニックは発電機(小)に使います.発電は他に太陽光を使う方法,風を使う方法がありますが,どちらも発電可能な時間が限定されるので,空白時間に電力を必要とする際に発電機があると便利です.
基地を拡張する
ある程度の混合物,樹脂が集まったらいよいよ基地を拡張していくことになります.残念なことに現段階ではこのゲームはSubnauticaのような基地建設の仕組みはありません.どちらかというとストラテジーゲームのようなイメージで基地を拡張していきます.
まず基礎となるのがポッドです.ポッドにも入ることができます(序盤に地面を掘って暴風を凌ぎたくない場合は中に入りましょう).また,2つのアイテムスロットがあります.最初はポッドを起点として拡張していきます.とはいえ現在はバグで設備から拡張できないないのでまず何回か延長していきます.
分岐点から何個か施設を増設すればその後はここから接続していけるので,必要な分だけ(4設備くらい)増設します.初期に作れるのは4種類ですが,混合物のみで作れるのは精錬所と研究設備のみです.材料があれば全部作ってもいいと思いますが,まずは精錬所を最優先で作っていきます.
精錬所にエネルギーのナゲットを設置するか,ソーラーなどから電力を供給してくじゃく石を銅へと精錬します.そして精錬した銅を利用してプリンターを作ることが出来ます.銅になるくじゃく石やアルミニウムになるラテライト鉱は洞窟内にデポジットがあるので,そこから採掘することになると思いますが,精錬されたものが墜落したロケット跡や地下に眠る先駆者から回収することが出来る可能性もあります.こちらからは貴重なリチウムやチタン等を得られる可能性もあります.
プリンターを作ったら設置型のソーラーパネルを混合物2つから作るといいでしょう.序盤の電力不足に一役買ってもらえると思います.混合物デポジットが近くにある場合など,余っているのなら各施設にソーラーパネルを付けてもいいと思いますが,一台で済ませる場合には接続のハブとなっている場所に繋げると良さそうです.
そして今後のために造車所を建設できれば一通り序盤は完了かと思います.
乗り物で遠出する
造車所を建設した場合,ローバーを作れるようになっていると思います.混合物4つから早速作って座席を設置すれば早速旅に...とはいかず充電が必要になります.乗ってみるとわかりますが,乗り物は結構燃費が悪いので風力発電か太陽光で充電できるようにしておくと良いです.
乗り物は酸素供給源になりますから,遠出した際はそこからテザーを伸ばしていくことも出来ますし,研究用の壺も載せて運ぶことが出来ますので一台は作っておくと行動圏も広まって探索しやすくなると思います.
他にも乗り物は2系統4種類あります(もうちょっとあるかも?)が,正直な所操作性が悪くオススメできません.また飛行できる小型/大型シャトルは最早ゲーム中盤だと思いますので今回は紹介しません.実際に作って飛ばしてみてください.燃料の水が手にはいらない場合は,後述する“プラットフォームを交換する”で輸入できます.
洞窟を探検する
車を作って遠出していくうちに,ないしはどこかで洞窟を見つけているのではないでしょうか.早速潜ってみたいところですが,洞窟内は非常に広いのでテザーを必ず持っていきます.混合物を見つけて現地調達することも可能ですが,そこに至るまで距離があることもありますので,まず1セットは持っていきましょう.
地下に潜る目的は研究集めと銅,アルミニウム回収です.SSがないのですが,いかにもな毒々しい植物は接近すると即死ないしは,発掘すると爆発して噴出する毒霧により即死することがあります.遠くから地面を掘って無害化すればokなので動く植物の近くを通る際は,無害化して進みましょう.
少し集めすぎました.現状ではこれだけの研究ポッドを効率よく運ぶ方法はありませんので,頑張ってお手玉しながら持ち帰ります.
研究ガチャを回す
洞窟や地上にある研究は研究ステーションで開けることが出来ます.
充電が完了したステーションにポッドを設置し,研究を実行.ガチャを回していきます.
ランダムで施設のブループリントを覚えたり.
ごm...ハズレとなる素材(チタンはまぁまぁですか)を入手することが出来ます.現状ではそうそう種類も多くないですから,ガンガン拾って沢山回していけばある程度のものは作れるようになると思います.沢山回す場合は,太陽光発電できる状態で日中にまとめて行いましょう.
燃料圧縮装置と“交換するプラットフォーム”
上の写真でも覚えていますが,素材不足の場合には燃料圧縮装置が役に立つはずです.
燃料圧縮装置は電力だけでヒドラジンを回収してくれます.なので...
“プラットフォームを交換する”(Trading Platform直訳)にて回収したヒドラジン4本から1個のチタンブロックへと変換できます.電力さえあればヒドラジンを回収できますので,太陽光などで十分に発電,充電しておけば実質的には無限に資源を生産することが出来ることになります.何れ修正されるとは思いますが,現在は有効なテクニックになっています.
ロマンのつまったゲーム
攻略らしい攻略もなく,レビューらしいレビューもしていませんが6人という少人数による開発とは思えぬほどに完成されており,現状でも十分に楽しめる内容なのは間違いないです.素材回収についてはヒドラジンを使わないとすればそこそこ大変で,サンドボックスだけでなくサバイバルゲームとしてみてもよく出来ています.
乗り物を自由に繋げて設計できるなんて夢が詰まってるじゃないですか |
ドリルで掘削出来るだけでも神ゲー間違いなし!
宇宙xサンドボックスが好きな人にとっては遊んでおいて損はないでしょう.