GTX970は当時4GB搭載として売られていましたが実際は3.5GBでした.NVIDIAも早々にこの問題を認め,事態は裁判へと移行.その後の動向が気になっていましたが,交渉が終了したようです.
公証ではメモリを4GB搭載していたはずが実際には3.5GBしか搭載されていなかったことから一大問題となったGTX970ですが,どうやら法廷での争いに決着がついたようです.
Nvidia says it will pay each buyer of the graphics card $30 and will pay an additional $1.3 million in attorneys’ fees, according to settlement documents.
from TOP CLASS ACTIONS
購入したユーザー一人あたり$30が支払われるとのことで,裁判の費用は総額13万ドルだったそうなので日本円では1300万円超になります.更にユーザーへのリターンが含まれるのでNVIDIAとしてかかる費用は計り知れないものになるのではないかと予測されています.That coupled with the fact that if reports from JPR are anything to go by, the company has sold well over a million units of the GTX 970 (the exact figure remains unknown) and you are looking at liability almost certainly in several millions of dollars (plus $1.3 Million in Attorney Fees).
from WCCFtech
非常に高いコストパフォーマンスから人気のカードとなっていただけに流通量も多く,4GB問題発覚時までにどれくらい売れていたのかは不明ですが支払対象のユーザーは多くなりそうです.
これにより当初$349のカードとして設定されていたものは本来$319であったと判断されます.0.5GB分のメモリにそれほどの価値があるのかは不明ですが,ユーザーへの信頼回復の意味も含めてやや高めの設定としている部分もありそうです.
返金方法は今後発表されると思われますが,ひとまず落とし所が見つかって良かったというところでしょうか.