配信文化が根付いてきた現状でベストなゲーミングマイクとは - LoLプロの配信環境

ただゲーミングってつければいい,ってものでもないんじゃないかな

それはそうと市場に出回ってるゲーミングマイクとか.

Razer SEIRÇN

いつものRazerがいつものように唐突にリリースしたマイク.見た目やオプションのことを考えると普通のレコーディング機材と大差ない仕様となっており,単にPC周辺機器として捉えるよりは配信向けかなといったところでしょうか.Youtubeをはじめとして,海外でも日本同様にネット配信文化が定着してきており,こういったスタジオグレードの機材でもニーズはあるということなのでしょう.また,単純にVoIPでの通話目的としてもある程度の指向性を持っていることから,通話に対するストレスが少なくなるという利点もありそうです.ノイズは送る方も聴く方もストレスですよね.

AVerMedia Aegis

日本ではマイナーですが,一応ドスパラのゲーミングデバイス館でも販売されており,コンシューマー向けのキャプチャデバイスメーカーとしてはそこそこ名の知れたメーカーではないでしょうか.日本の販売ラインナップにはAegisは掲載されていないようですが,海外ではゲーミングマイクとして販売されています.この手の"如何にも"なゴテゴテしたデザインのマイクはReativeのZxRに付属してきたコントローラーを思い出しますが,こちらはマイクとしての機能しか有していません.どちらかというと会議室向けの全方位型にも見えますが,スピーカー利用時でも高いノイズキャンセリングの機能を持つと謳っており,ゲームを遊んでいる間は色々と騒音が多いですから,こうった機能はありがたいですね.

有名Streamerの配信環境からみるデバイス事情

StreamというとTwitchですが,多くの配信者はスポンサーのヘッドセットを使っています.当然といえば当然で,最低限問題なく配信できればそれでいいのでしょうし,Gaming Houseから配信している場合に卓上マイク等を利用するとバックグラウンドのノイズが入る可能性もあります.そんな中,LoLの有名Streamerでも変わった機材を使っている方々をチェックしてみたいと思います.

Dyrus

アナリストになることになったDyrusですが,Twitchの配信でも相当の視聴者を抱える大物となります.

サムネイルから既に写り込んでいて,彼もG35のマイクは使わず別にマイクを用意しています.
元チームメイトのBjergsenが誤って複数注文してしまったマイクを譲り受け,使っているそうで.こちらも音響の大手メーカーであるSHUREのSM7Bを利用しています.流石にクリップで挟んで卓上スタンドに置くとなると嵩張りますし,気になるということでマイクスタンドを立てて使っているようです.

Imaqtpie

こちらも元Proプレーヤーになります.フレンドのお気に入りStreamerで,笑顔がステキとのこと.カメラ意識なのかは分かりませんが,配信中は余り移動しないで表情(主に口)だけ動かしているのがチャーミングではあります.

配信部屋のカットがありそこから機材について知ることができそうです.
AKG P120とマイクアンプにUR-22という入門中の入門セットで配信していますね.ヘッドホンはHD 598ですからドイツドイツしていますが,音質に対して手堅く攻めている感じでしょうか.彼の頭のサイズを考えても確かにHD 598は良さそう...

Huni

私はFnaticのファンボーイとして昨年一年間応援していましたが,今となってみるとHuniのキャラクターが面白かっただけなんだろうなぁという気がしています.結局今チェックしているのもImmortalsないしはC9が中心ですから,iconicなプレーヤーというのはインパクトが有るということでしょう.で,久々に彼らの動向を見てみようと思いYoutubeで動画を探していた所,オフィシャルで動画がいくつかアップロードされていました.

で,この動画ですがHuniのデスクがチラッと映ります.
いやー懐かしい.幾つか配信者のデスクは見たことがありますが,Blue Yetiを使ってるのは彼だけな気がしますね.それにしてもこの向き,使い方...説明書とかは読まなさそうなタイプなのは分かりますが...

こうしてみるとBlue Yetiって結構いいのでは

FnaticもといHuniのファンボーイだからというわけでもないですが,1万円くらいのコンデンサーマイクに1万円弱のマイクアンプないしミキサーを用意すると結局2万弱になってきます.そう考えると全て揃ってUSB一本で接続も完了するBlue Yetiは魅力的に感じますね.マイクに2万円という額についてどう捉えるかはまた別の問題としても,マイク専門のメーカーがリリースしているということもあって評判もいいですし,デザインも悪くないですから,チョイスとしては「アリ」ではないかなと思います.

ゲーマーが扱えるゲーミングマイク

普通はマイクに2万円も3万円も出せない

配信をするのなら兎も角,VoIP程度の利用なのにマイクに2万円も出せないというのが普通の感 覚です.そうなってくると安くて音質のいいものとなりますが,それはそれで難しいものです.一般に音質が悪い,ノイズが入るというのはオンボード接続に因 る給電不足が原因で,マイクブーストをするが故にノイズまで増幅されてしまうという事が多いです.解決するには十分な給電を行えるマイクアンプを導入する か,USBサウンドデバイスを使ってみるかという話になってきます.

そう考えるとRazerは上手いところを突いていて(といっても恐らくYeti ProのOEMなんですが),USB接続とする事でレコーディングの事はよく分からないゲーマーでもプラグインですぐに使えるようにしています.それでも国内価格3万円弱ですからかなりハードルは高いですよね.Blue Yetiですら並行輸入品で1万6千円となり,ためらってしまいます.

正直な所レコーディングに関してあんまり投資しすぎるのもナンセンスだなぁという気がしますので,2000円位のPCマイク,そこに2000円のUSBサウンドデバイスを用意すれば十分では,という気はします.プラグインパワーはデバイス依存なところもありますから,M/B直結でノイズレスなこともあるで しょうし,USBデバイスを噛ませたほうがいい場合もあります.配信をしないゲーマーであればそれで困ることはないと思います.

どうやっても避けられないもの

勘違いされがちな"指向性"という単語がありますが,指向性というのは360度の方向で拾っていたものが180度になっただけでも指向性と呼びます.結構間違った例を見かけ,60度とか結構絞った範囲で狙って音を拾えるのは超指向性となってきますから,それなりの投資が必要になってきます.音は必ず回折して回りこんできます.180度の指向性でも裏側の音を若干拾っているものもあります.特に低価格のマイクであれば顕著ですからキーボードのタイプ音が入るだとか,マウスのクリックが入るだとかは避けられません.どうしても入れたくないのであれば,streamerの環境のように指向性のマイクを口向きに,近くに設置する必要が出てきますが,それでは本末転倒ですので,どちらかを妥協する必要が出てきます.

StreamerとGamer

なんだか話が纏まらなくなってしまってきていますが,要するにStreamerとGamerは違うということです.Gamerが困りがちなゲームプレイ中の騒音に関しての解決策は,確かにGamingマイクを導入することかもしれませんが,それ以外にもあるだろうなということです.Streamでノイズが入らないのはVoIPのマナーとはまた異なってくるので,そういった時に,現状で市場に出回っているようなゲーミングマイクというものが選択肢に上がってくるのだろうという気がしています.今市場にあるのはStreaming Gamer向けといった所なのでしょう.

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