Skylakeの歩留まりは意外と悪いのでは - 市場流通量から推測

現行の最上位モデルとなるIntel Core i7 6700KとCore i5 6600Kですが市場の供給が安定しないようで,その理由について14nmプロセスの歩留まりが悪いのではないか,という話のようです.
Although it's actually encouraging to see that people are willing to pay above MSRP for these Intel processors (the 6700K MSRP is $350; 6600K is $243), it's frustrating to see that Intel is still unable to meet the demand for these chips even four months after launch.
 from Motley Fool
現在ではやや回復しつつあるそうですが,確かに在庫状況は芳しくないようにも見えます.Skylakeでは14nmプロセスが採用されており,今回のプロセスにおけるメタルピッチは通常のシュリンクよりも大きく狭まっています.
ゲートピッチとインターコネクトピッチのどちらも、32nmから22nmへの移行の時よりも22nmから14nmの移行の方が縮小している点。つまり、数字上では、32nm→22nmの移行より、22nm→14nmの移行の方がシュリンク率が高く、よりチップが密で小さくなる。
from PCwatch
それまで0.7倍でシュリンクしていたプロセスが今回の14nmでは22nmに比べ0.65倍となっており,インテルが少し”無茶”をしていることから今回の歩留まりの悪さを招いているのではないかと推測されるそうです.
He intended to show that 14-nanometer yields are close to 22-nanometer product yields, but Motley Fool claims that for most of Intel's 14-nanometer products -- particularly those aimed at thin and light notebooks -- yields are still lower than they are for the comparable 22-nanometer parts.
 from fudzilla
歩留まりの悪さによるSkylakeの供給不足がこのまま続くようであれば,Intelの最上位CPUが不足することとなり,市場的にはあまり好ましくないように見えます.プロセスの微細化には様々な工夫がなされ,各ファウンダリがあの手この手の努力をしている一方で,構造の物理限界も近いことから性能が頭打ちになるのではないかという見方もあります.そうしていくと今回の在庫不足も次なる微細化への懸念材料として考えざるを得ないのかもしれませんね

アーカイブ

MAIL

送信