HORIに続け! - エレコムもPCゲーミングデバイスDUXシリーズを発表

これまでの多くの記事で,意図せずとも"国内のe-sportsが盛り上がっている"と書いているような気がするのですが,それに追従すべくエレコムもゲーミングデバイスを発売するそうです.先日のHORIに続いて大手国内メーカーの参入となることから,マウス,ヘッドセットを少しチェックしてみることにします.

  国産PCゲーミングデバイス - HORI EDGEシリーズ

  HORI EDGE 101 - 触る機会があったので軽くレビュー
ロゴも用意しているようで,ELECOMのOはこのデザインで大丈夫なんでしょうか...どうみてもFF14な気が...

ELECOM-DUXシリーズ

マウス




ゲーミングマウス3製品は、有線・無線で2台のパソコンに接続し、それぞれを同時に操作できる「M-DUX70BK」と、プログラムした通りにワンクリックで実行可能なハードウェアマクロ機能に対応し、14ボタン+チルトホイールを搭載した「M-DUX50BK」、10ボタンを搭載した「M-DUX30BK」をラインアップ。
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値段

それぞれ6,307円,9,580円,15,347円となるそうですが,直販価格ですので小売店でどうなるかはまだ分かりません.エレコムはマウスに関しては歴史も長く,定評のあるEX-Gシリーズはエルゴノミクス,機能性共に優れたモデルとなっていますし,ハイエンドからローエンドまで様々販売していますし,期待はできるのではないでしょうか.

方向性

基本的にMMORPGでの使用を前提としていることから,多ボタン性を売りにしているようですが,最上位のM-DUX70BKに関しては19ボタンにサムホイールまで備えているというキチガイ(良い意味で)っぷり...尖り方は間違っていないと思いますし,意外と値段を考えてもLogitechのMX Masterシリーズとも張り合えそうで悪くないのではと思ってしまいました.有線接続と無線接続を同時に使用できるという,一見謎機能のように見えますが,同時に2台のPCを操作できることになりますから,超多画面推奨のEVEオンラインや,マルチアカウントを別PCで操作したい場合,単にゲーム用PCとブラウザPCが別の場合等にも使えそうで,結構便利そうではあります.

サイドボタン

独自性を追求した結果なのか,デザインの都合なのかは分かりませんがMMO向けマウスにありがちな,3x4のサイド12ボタン配列ではないことには注意が必要です.サイドには2x4+1のデザインになりますから,用途によっては少しボタン数が足りなくなる,といった不都合が出てくる可能性もありそうです.一方で従来の3x4の配置は押しづらいということでROCCATはその部分をカスタマイズ可能にしたNythをリリースしていますし,ボタン数を削ったMOBA向けのRazer Nagaもありますので,一概に欠点としてみるというのも間違っているような気がします.

ヘッドセット


オーバーヘッドタイプのステレオヘッドセット「HS-DUX50BK」は、MMO RPGの長時間プレーに最適化し、聴き疲れしにくいフラットな音質に調整したという口径40mmドライバーユニットを採用。
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値段

そこまで手の込んだ感じはしませんが,11,502円とのことです.密閉型のフラットな傾向の,あまつさえヘッドホンではなくヘッドセットとなるとライバルも少ない価格帯ですが,Steelseries 5H,Kingston HyperX,Creative Sound BlasterX H5が前後に控えていますからなかなか難しいところ.

機能

こちらは写真通り,という感じで正直そこまでの期待はできませんね.フラットな音質に調節した,ということですが,数値的なドライバーの性質を見ると,この価格帯の至って普通という印象ですから,デザインが気に入った等どうしても欲しいという理由がなく手を出すのは少し怖いですね.フラットな傾向を謳ったヘッドセットは多々ありますし,もう少し定評のあるメーカーがあるように思います.このレンジで有名なCREATIVEアルバーナはFOSTEXのOEMとのことでしたし,値段なりの音質を期待できる可能性もあります.

国産ゲーミングブランドとして

以上のマウス,ヘッドセット以外にもキーボード,ゲームパッドも用意しているようです.少し変わった機能を持っているようなのでその点が気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか.

HORIに続け

HORIはこれまでの家庭用ゲーム周辺機器開発の経験を活かしたスイッチや,デザイン,機能の独自性を強烈にアピールしていますしそれぞれが洗練されているようにみえます.各所EDGEシリーズのレビューも出まわり,賛否両論ある部分もあるようですがそれでもやはりゲーミングデバイス専門メーカーというのは大きいのではないでしょうか.勿論PCゲームを遊ぶわけですから,PC周辺機器メーカーとしての歴史あるエレコムも負けまいとする努力は感じられますが,PCゲーマーが喜びそうな部分が少し欠けているように思います.マウスやキーボードでいえばスイッチやソール,ヘッドセットでいえば足音の音域といった"ゲーマーが結構気にしがちのニッチな部分"というのもアピールになるのではないでしょうか.

ELECOMならではの

ELECOMの直販価格と実際のネットショップでの値段が倍近く差があることは広く知られていると思います.例として,上でも紹介したEX-GシリーズのM-XG3DLBKは直販価格9,385円をAmazonでは4,272円で販売しています.勿論これは売れ行きや仕入れの量というものにも関連してくるとは思いますから,必ずしもDUXシリーズでもこういった値引きになるとも考えられませんが,現状少しお高いなと感じてしまう価格も値引きを踏まえるとなかなか悪くないのではないかと思えるようになってきそうです.

住み分け

値引きを踏まえた値段を考えると,手の込んだ製品ばかりであるHORI-EDGEシリーズとも住み分けができそうです.多ボタンかつMMO向けを謳うDUXシリーズ,軽いクリックなど軽妙な動作を売りにしたFPSやRTS向けのEDGEシリーズということで区別ができるのではないでしょうか.値段もファクターになるかもしれませんね.

感想

鳴り物入りという文字がこれほどまでに当てはまることもないと思うのですが,こういった国産メーカーがどんどんデバイス開発およびe-sportsやPCゲーミングの分野にスポンサーしてくれれば,本当に日本のe-sportsは成長していきそうではあります.

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