余るリソースをどこで使うのか - 34inch,35inch曲面ディスプレーについて

GPUの更新が比較的早く,4Kもそこそこ対応できている今,ゲーミングモニターといえどFullHD/120+Hzではリソースが余りつつあります.ゲームの品質を向上させたりと負荷をかけ,リソースを使う方法は幾つかありますが,それでも最近のゲームエンジンは高画質でも軽かったりしますすから,もうハイエンドカードを無理して買う必要もないかもしれないなと思うこともあります.

折角あるものは使わなきゃということで,NVIDIAはDynamic Super Resolution,AMDはVirtual Super Resolutionを用意して半ば強引に処理能力を活用しようとしていたりもします.内部的にせよ,外部的なモニター対応にせよ結局のところどちらも,処理の画面解像度を上げるという点では共通しています.となるとモニターメーカーとしてもそういった解像度のモニターを売っていかねばならず,WQHDや4Kのゲーミングモニターを続々リリースし始めていますが,大手メーカーがそれらとは異なる,ある種"変態な"34inchないし35inchの曲面ディスプレーを搭載したモニターもリリースすると発表しています.

ゲームに関係しそうな部分だけまとめてみます.

34inch

ASUS ROG Swift PG348Q
The PG348Q is a 21:9 aspect ratio ultra-wide screen with a curved format and 3440 x 1440 resolution. It features an IPS panel with NVIDIA G-sync support, and according to the press release can support refresh rates up to 100Hz.
from guru3d
解像度:3440 x 1440
リフレッシュレート:100Hz
曲率半径:3800R
駆動方式:IPS
Sync:G-SYNC

Acer XR341CKbmijpphz,XR341CKA(Predator X34)
34インチサイズでFreeSyncに対応する液晶ディスプレイは,LG Electronics製「34UM67-P」がすでに販売されているが,XR341CKbmijpphzは,国内で販売される製品としては初めて,湾曲液晶パネルでFreeSyncに対応した製品となる。
from 4Gamer
解像度:3440 x 1440
リフレッシュレート:75Hz,100Hz
曲率半径:3800R
駆動方式:IPS
Sync:FreeSync,G-SYNC
関連:Acer144HzMonitorsVR-zone

35inch

BenQ XR3501
台湾時間2015年4月28日,BenQは,アスペクト比21:9の湾曲液晶パネルを採用し,最大垂直リフレッシュレート144Hzに対応するゲーマー向け液晶ディスプレイ「XR3501」を2015年第2四半期に世界市場で発売すると発表した。現在のところ価格は未公表。画面サイズは35インチで,解像度は2560×1080ドットなので,厳正を期すと,正確なアスペクト比は64:27となる。
from 4Gamer

解像度:2560 x 1080
リフレッシュレート:144Hz
曲率半径:2000R
駆動方式:VA
Sync:不明
関連:BENQ発売発売延期

Acer Predator Z35
Get the adrenaline-fueled joyride you've always wanted. Slam the thrusters and boost up to top speed.
from Acer 
解像度:2560 x 1080
リフレッシュレート:144Hz(OC時200Hz)
曲率半径:2000R
駆動方式:VA
Sync:G-SYNC
関連:CNET200Hz駆動に関する公式発表

Acer XZ350CU
解像度:2560 x 1080
リフレッシュレート:144Hz(OC時200Hz)
曲率半径:2000R
駆動方式:VA
Sync:Freesync
関連:関連

Freesync対応のゲーミングを謳っていないモデルや,60Hzのモデルは除外していますが曲面ディスプレーは新たな局面を迎えている...TNやVAの視野角の狭さを曲げることで解決し,リフレッシュレートを高めとすることでゲーミングに対応しているということだと思います.レーシングの分野でこういったワイドなモニターはニーズがありますから,ゲーム向けに作ってみようかというところなのかと.それにしてもZ35の200Hz駆動というのは嘘かホントかは分かりませんが,公式が発表している以上間違いではないはずです.120Hzと144Hzの差というのはそこまで体感で大きな差はないように思いますが,200Hzというのは一度体験してみたいものですね.

それぞれスペックを見てみるとわかると思いますが,どれも似ており,34inch,35inchでもどちらのパネルも生産しているメーカーが限られています.34inchの製品群に関してはLGのLM340UW2,35inchに関してはAUO一択となり,M350DVR01.0かなという感じです.そのため個性が出るのはメーカーごとのチューニングの差となりますが,そういう点ではAcerが一歩リードかなという気がします.とはいえどのモニターも12万円を軽く超えてくるものばかりですから,なんとも手の出しづらいところではあります.

アーカイブ

MAIL

送信