2021年以降の半導体事情についてIntelが説明 - Kabylakeの先の先

2016年は14nmプロセスの段階ですが,これから10nm,7nmへと進んでいきます.Kabylakeまでのロードマップは確定していますが,その後はまだまだといったところのように見えます.とはいえ更にその後はどうなっていくのかという点について既に業界では動きがあるようです.

14nmプロセスの後に10nm,7nmと一桁のプロセスが控えており,Intel含め大手ファウンダリも準備を進めているとのことですが,それ以上の微細化は物理的には不可能になってきますから技術革新が求められることになります.現状のシリコンによるCMOSから次の材料が必要となってきており,開発は進められていますがまだ実用化段階には至っていません.

そんな中,先週まで開催されていたthe International Solid State Circuits Conference (ISSCC) - 世界半導体集積回路会議で,Intelの技術トップであるWilliam Holt氏が少し興味深い見解を述べていたそうです.
The new technology will be fundamentally different. The best pure technology improvements we can make will bring improvements in power consumption but will reduce speed.
既にシリコンベースでは速度的な革新というのは難しい状況になっており,今後登場する技術ではワットパフォーマンスが重視され,絶対的な動作周波数などは重要視されない,ないしは低下するだろうとのこと.現状でもIntelのSkylakeの絶対性能はそこまで向上しておらず,搭載メモリやワットパフォーマンスといった二次的な部分での性能向上を図っている段階です.確かにTDPは著しく低下しており,エネルギー効率というのは大幅に改善されていますが,一時期ほどの動作パフォーマンスの向上というのは耳にしなくなってきています.
次世代の技術として量子テクノロジー,スピントロニクスが挙げられていますが,避けられない遅延により動作周波数は頭打ちになる様子ですが,一方で一回り小さい動作電力となることが分かります.とはいえIntelを例に考えるとPentium 4からCore世代で動作周波数を低下させつつ,低電力化,マルチコアといった新たな手法による性能向上を行ってきており,必ずしも動作周波数の低下がパフォーマンスを犠牲にすることに繋がるとは考えづらいです.

2006年頃に比べると現在ではプロセッサーにおけるモバイルの占める割合が大きく,ワットパフォーマンスの悪いCPUは時代に即していないとのこと.更にCES2016でも多数出展されていたInternet of Things - IoTの流れもあり,どのような技術であれ動作電力の低いプロセッサーに対するニーズは急増する見通しで,パフォーマンスよりも消費電力が優先されていくそうです.
The carbon footprint of data centers operated by Google, Amazon, Facebook, and other companies is growing at an alarming rate. And the chips needed to connect many more household, commercial, and industrial objects from toasters to cars to the Internet will need to draw as little power as possible to be viable.
またIT関連企業のデータセンターにおけるエネルギー消費量というのも年々増大しており,二酸化炭素の排出といった環境への配慮の点からも,性能よりも低消費電力なプロセッサーが求められているようです.Googleに関してはデータセンターにおけるサーバーCPUのIntel依存度を下げるとの噂も出ていますから,こちらも注目ではあります.
Google Rumored To Switch To Qualcomm And Reduce Its Dependency On Intel – Does Qualcomm Have Such Resources At Its Disposal?
from WCCFtech

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orz.game: 2021年以降の半導体事情についてIntelが説明 - Kabylakeの先の先
2021年以降の半導体事情についてIntelが説明 - Kabylakeの先の先
2016年は14nmプロセスの段階ですが,これから10nm,7nmへと進んでいきます.Kabylakeまでのロードマップは確定していますが,その後はまだまだといったところのように見えます.とはいえ更にその後はどうなっていくのかという点について既に業界では動きがあるようです.
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